カーライフ楽しんでいますか?
自動車は運転するのが楽しみのメインですが、どうせならメカニックにも挑戦してみよう!と言う事で今回はキャリパーのオーバーホールの方法をお伝えします。
「キャリパー?何それ?」「めんどくせぇー」という方はプロにお願いしましょう。
しかし、自分でオーバーホールできれば、お小遣いが浮きますし、彼女の前でさっそうとメンテするあなたの姿に、彼女の中であなたの株は急上昇!
では早速いってみましょう。
キャリパーをオーバーホールしよう!
キャリパーはディスクブレーキを構成する部品の一つで、ブレーキパッドをブレーキローターに押さえつける役割を果たして、摩擦によって自動車を制動します。
ほったらかしにして置くと、ブレーキの利きが悪くなりあなたの愛車と心中することになりかねません。
「彼女とはまだ手もつないでいないんだ!死にたくねー!!」という方はブレーキ周りを定期点検しましょう。
エンジンのかからない自動車は笑い話で済みますが、ブレーキの効かない自動車は笑い事では済みません。
あなたと愛車が保険金に変わる前にキャリパーのメンテナンスを心がけましょう。
キャリパーの重要性はご理解いただけたでしょうか?
ではキャリパーのオーバーホールにどのような工具が必要なのでしょうか?
常備品!準備する工具を用意しよう!
キャリパーのオーバーホールには聞き慣れない工具もあるかと思いますが、この際なのでそろえておきましょう。
キャリパーのオーバーホールに必要な工具は以下の通りです。
- ステンレストレー
- キャリパーピストンツール
- ピックツール セット
- #400~#2000くらいのサンドペーパー
- ワイヤーブラシ
- 耐熱シリコンブレーキグリス
- キャリパーツール
- スナップリングプライヤー
- レンチ
- ボックスレンチ
- 交換部品
命に係わるので、カーセンターに行って店員さんによく聞いて、良いものを選びましょう。
工具の用意は出来ましたか?
「準備OKだぜ!」という方は早速トライしてみましょう。
命がけ!キャリパーのオーバーホールに挑戦しよう
キャリパーのオーバーホールに入る前に以下の点に注意しましょう。
ブレーキキャリパーO/H 注意点1
部品は出来るだけ新品に交換していこう!
ブレーキキャリパーO/H 注意点2
シール類の組み立てを何度も確認しながら進めよう。
ブレーキキャリパーO/H 注意点3
作業環境は清潔に。
ブレーキキャリパーO/H 注意点4
困ったときはプロに頼みましょう。
キャリパーは汚れを一番嫌う部品です。
きちんと整理整頓された環境で行いましょう。
キャリパーのオーバーホールの手順は以下の通りです。
文字ではわからないと思いますので動画も下に用意しておきます。
- ブレーキからボルトをはずすとキャリパーが外れます。ブレーキホースが作業の邪魔になるので外しますが、このときブレーキフルードが出てきますので容器で受けます。空のペットボトルで十分です。
- キャリパーオーバーホールキットと新品パッドを交換していきます。部品がどのように付いていたのか覚えておいてください(スマホで分解手順を写真で撮っておくといいでしょう)
- 一番のハードルはシリンダーの外し方です。原始的ですが自転車の空気入れを使います。ブレーキホースを外した穴から空気入れの先を挿入してピストンさせると徐々にシリンダーが出てきます。シリンダーが出てくる最後はスポンと一気に出てくるので気をつけてください
- シリンダーをウエスで綺麗に拭きます。もし錆がでているようでしたら2000番位のサンドペーパーで磨くと良いでしょう。
- キャリパーのシリンダー挿入付近はブレーキクリーナー等で綺麗にしておいてください。後は間違えないようにキットを付け組み立てていきます。
- あとは各キャリパー毎にエア抜きをおこない終了となります。結構エアがかんでいるのでしっかりとエア抜きします。
- 最後にブレーキフルードを満タンのラインに合わせて完了です。
参考動画
フロント キャリパー オーバーホール#1
フロント キャリパー オーバーホール#2
フロント キャリパー オーバーホール#3
フロント キャリパー オーバーホール#4
フロント キャリパー オーバーホール#5
フロント キャリパー オーバーホール#6
フロント キャリパー オーバーホール#7
フロント キャリパー オーバーホール#8
キャリパーのオーバーホール出来そうですか?
「自分にはやっぱり無理!」という方はプロに頼むしかなさそうですね。
やっぱりプロに…キャリパーのオーバーホール費用
ブレーキキャリパー本体は3万円以上もするのですが、ほとんど壊れる事はありません。
問題はゴム製のパッキンの劣化によるオイル漏れです。
車検にも通りません。
点検時に滲みや漏れが発覚した時にはすぐに交換しましょう。
さて、キャリパーのオーバーホールにかかる費用ですが車種によって異なりますので一例を上げておきます。
作業内容 使用部品 部品・油脂 技術料
フロント ディスクブレーキシリンダーキット取替え 2,470円 7,300円
リヤ ディスクブレーキシリンダーキット取替え 2,600円 8,400円
合計で20,770円(税抜き)です。
自分でオーバーホールできれば、キャリパーシールキット約2,000円+ブレーキオイル2,000円の4,000円ぐらい済みそうです。
かかる時間は3時間ぐらいなので、休みの日にゴロゴロ寝てばかりいないで自分でやるようにしたら、だいぶ経費は削減できそうです。
キャリパーのオーバーホールのやり方~まとめ~
いかがでしたでしょうか。
キャリパーのオーバーホールって難しそうと考えている方も、ぜひ一度トライしてみましょう。
しかし無理は禁物。
どうしようもなくなったら涙を飲んでカーセンターや自動車工場に修理に出しましょう。
初めは、使わなくなったキャリパーを手に入れて、練習してみてください。
きっとあなたも自動車メカニックに一歩近づけることになるでしょう。
あなたの車が「走る棺桶」になる前に一度点検してみましょう。
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