私は社会人になってからもビジネスレターにはずいぶん悩まされました。
「初冬の候ってなに?」「どう使うの?」と思っていたわけです。
今では色々と勉強してスラスラと書けるようになりましたが、同じ事でお悩みの方もいるのでは?と思いこの記事を書く事にしました。
冬に使う代表的な時候の挨拶【初冬の候】について、
- 初冬の候の意味と読み方
- 初冬の候を使った時候の挨拶(出だし)
- 初冬の候を使った手紙の結び
の順番でお伝えします。
1:初冬の候、読み方と意味
初冬の候、読んで字のごとくですが冬の始まりですね。
寒くなってきて猫もこたつで丸くなる季節の始まりです。
初冬の候、読み方は『しょとうのこう』ですので間違えないでくださいね。
カッコよく書いても、はつふゆのこうなどと読んではいけません。
ちなみに師走の読み方は『しわす』です。
『しばしり』ではないですよ。(笑)
初冬の候、師走の候、どちらも12月の言葉になっていて風邪も流行っている時期なので、相手の体を気遣う気持ちの言葉も添えるようにしましょう。
そういったことをふまえての言葉の例としてあげてみますね。
2:初冬の候を使った時候の挨拶(出だし)①
拝啓
初冬の候、皆様いかがお過ごしでしょうか。年末ご多忙のおりではございますが、ご自愛くださいますようお祈り申し上げます。
敬具
+++++
2:初冬の候を使った時候の挨拶(出だし)②
拝啓
師走の候、寒気きびしい日が続いていますが、お変わりありませんか。慌ただしく感じる師走ではございますが、どうかお身体おいといください。
敬具
+++++
例文:初冬の候を使った時候の挨拶(出だし)その他
他にも初冬の挨拶として
- 初冬の候、心せわしい年の暮れ、皆様お変わりありませんか。
- 師走の候、皆様にはご機嫌うるわしくお過ごしのことと存じます。
などがあります。
どんな場合も時候の挨拶+相手を気遣う言葉で書き始めます。
例文:初冬の候を使った時候の挨拶(結びの言葉)
初冬の候を使った時候の挨拶(結びの言葉)としては
- ご多忙のおりではございますが、風邪など召されぬようご自愛ください。
- 慌ただしい年の暮れ、どうぞお健やかにお過ごしください。
などがあります。
この場合もやはり相手の健康を祈る言葉で終えましょう。
例えば他には今後の厚誼(こうぎ)鞭撻(べんたつ)を求めたり、乱筆乱文を詫びたりするような言葉で結ぶといいでしょう。
寒くなり、相手の身体を気づかう文面ですので、あまり堅苦しくないほうがいいです。
この時期、風邪をひいたり、忘年会なども多くなってお酒を飲むことも多い時期ですから、身体を気遣う文面は嬉しいものになります。
こうした手紙のマナーを守って手紙やメールを出してみましょう!
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