家族が認知症になってしまったら。
認知症による人格の変化や徘徊などの症状に戸惑ってしまう事が多いのではないでしょうか。
ですが、認知症になった本人は当然悪気はありません。
「認知症になった家族に対して、イライラして怒鳴ってしまう」
1日や2日であれば我慢もできるでしょうが、これから先を考えると不安になりますよね。
当たり前ですが、認知症になっても大切な家族です。
今回は認知症になった家族に対してどう対応してあげると良いのかを調べてみました。
内容はこちらになります。↓
認知症の代表的な3つの症状に対するご家族の対応
- 認知症の対応!怒り編
- 認知症の対応!同じ事ばかり繰り返す編
- 認知症の対応!徘徊編
それではまずは今すぐに解決したい、認知症による患者さんの暴力、暴言に対する対応から見ていきましょう。
認知症の対応!怒り編
まず暴力に対してですが、しっかり距離を置いて、お医者さんに相談しましょう。
介護者を変えてみるのも一つの手です。
患者さんへの接し方が変わる事が理由です。
暴力も暴言も認知症により、感情のコントロールが難しくなっている事が原因なのですよ。
患者の自尊心を傷つけるような言葉や行動に気をつけなければなりません。
例え患者さんの言っている事が間違えていたとしても、真っ向から否定しない事がとても大切ですね。
また不安になった時にも感情が大きく起伏するケースが多いです。
突然患者さんの体に触れるとビックリして暴力を振るってしまう場合があるんですね。
ですから、患者に触れる時は先に声を掛けてあげるようにすると良いでしょう。
暴力、暴言への4つ対応
- 暴力は距離をしっかり置く
- お医者さんに相談、介護者を変える
- 間違っていても真っ向から否定しない
- びっくりさせる等、不安な気持ちにさせない
この4つを気をつけるだけで状況は格段に良くなるはずです。
まずはしっかり患者さんが話す事を受け止めてあげる事が鉄則と言えそうですね。
認知症の対応!同じ事を繰り返す編
基本的には聞き流すだけでOKです。
私の祖母が認知症により、連日にわたり同じ話を繰り返す事が多々ありましたが皆ちゃんと聞き流していましたよ。
話し終わった後は祖母もいつも満足気でした。
ただ注意しなくてはいけないのが患者の自尊心を傷つけてしまう事。
「その話もう聞いた」や「何回同じ話するの?」等の言葉は慎みましょう。
認知症の対応!徘徊編
行方不明や死亡事故にもつながりかねないと社会問題にすらなっている症状です。
家の外に出られたら探すのも大変ですし、怖いですよね。
今回は患者さんの徘徊への対策を3つ挙げてみました。
患者さんが勝手に外出するのを防ぐ為にドアや窓が開いたときにわかるようなベルなどをつける。
これであればベルの音でお知らせしてくれるので少しは安心ですね。
そしてもしも患者さんが勝手に外出してしまった時に備えて、服に名前や住所、電話番号を書いておくのも良いです。
服に書かなくても、常に携帯できるものであればなんでも良いと思いますよ。
発見してくれた方が、それを見て連絡くれる可能性が高いです。
そういう意味でもご近所さんには予め協力のお願いをしておいた方が安心かもしませんね。
- ドアや窓にベルをつけておく
- 服など携帯する物に名前、住所、電話番号を記載しておく
- ご近所さんに予め強力をお願いしておく
この3つの対策をしておけば、徘徊も防げますし、仮に外出しても発見できる可能性が高まります。
家族が認知症になった場合の対応を見て参りました。
不安な気持ちは少しは解消されましたでしょうか。
それでは最後にもうひとつ、家族が認知症になった場合に大切な事をご紹介しておきましょう。
家族が認知症になった場合に大切な事
それは「家族内や一人で悩まない事」です。
お医者さんも、介護者も、親戚も友人も、色んな人に相談しましょうね。
決して一人でやろうなどと無理をしないことが、認知症への対応の一番のポイントです。
認知症の対応方法~まとめ~
いかがだったでしょうか?
対応次第では、状況がだいぶ改善しそうですね。
それでは今回のおさらいをしておきましょう。

暴力、暴言に対する4つの対応
- 暴力からは距離を置く
- 介護者を変える
- 否定しない
- 不安にさせない
同じ話ばかりする事への対応
- 聞き流す (自尊心を傷つけないように注意)
徘徊への3つの対応
- 出口にベルをつける
- 服や携帯品に身元を記載
- ご近所さんの協力
大切な家族を守る為にも、しっかりと正しい対応を心がける事が重要ですね。
状況が改善されれば、患者さんにとってもご家族にとっても過ごしやすい環境になるかと思います。
認知症の初期症状を怒りっぽい等11項目でcheckもご確認下さい^^
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