冬に背の低い木の枝などを良くみるとカマキリの卵を見つける時があります。
学校の自由研 究等で家に持ち帰って孵化させようとした人は意外と多いのではないでしょうか?
このように私達に身近なカマキリですが、実は寄生虫からの脅威と戦っています。
そこで今回はカマキリに寄生する寄生虫について調べてみました。
カマキリの寄生虫代表ハリガネムシ
カマキリの寄生虫といったらまず名前が浮かんでくるのではないでしょうか?
ハリガネムシは名前の通りに細長い形をしている寄生虫です。
また面白い生活環をしているのも特徴です。
ハリガネムシは水の中で生まれ、ボウフラなど他の水中生物に食べられるのを待ちます。
そして、ハリガネムシに寄生された生物がカマキリ等の生物に食べられると・・・。
その生物の体内で成長するのです。
そして、成長しきると子供を産むためにカマキリを水辺に向かわせ水中に飛び込ませます。
この時の動画はよくみかけますよね。
カマキリのお腹を突き破る姿は痛々しくて見てられないですね。
ただ、失敗するとこうなります。
個人的にはカマキリを応援したい気分ですが・・。
それにしても、カマキリを水中に飛び込ませるってすごいですよね。
これはどんな風にして操っているのか?
ハリガネムシは宿主の脳にタンパク質を発現させ、神経発達を阻害して異常行動をとらせるからではないかと言われています。
しかしフラスコの中でこのタンパク質を再現することに成功していないようなので、しばらくはハッキリとした原因はわからないでしょう。
強い捕食生物というイメージのカマキリですが、実は寄生虫には弱かったようです。
カマキリの寄生虫はハリガネムシだけではありません。
カマキリタマゴカツオブシムシ
冒頭で書いた寄生虫のことです。
この寄生虫は3~4mm ほどの甲虫で、一つのカマキリの卵嚢から 20~30 匹羽化します。
この寄生虫は秋にはカマキリの卵に産卵して、孵化した幼虫 はカマキリの卵を食べて成長して、翌春に成虫になります。
そして、春に成虫になったこの寄生虫は、今度はカマキリの卵の抜け殻に産卵して、孵化した寄生虫は秋に成虫になるのです。
雄は触覚末尾が三角形で雌は球形をしています。
また雄の方が雌よりも早く孵化するということが報告されています。
見た目の特徴として、色は黒っぽく全身に毛がたくさん生えています。
意外と多く見つかるようなので興味のある方は探してみてはいかがでしょうか?
カマキリの寄生虫2種類まとめ
今回はカマキリの寄生虫を2種類お伝えしました。
ハリガネムシは気持ち悪かったですね〜。
びっくりするほど気持ち悪いです。
カマキリタマゴカツオブシは以外にかわいい感じではなかったですか?
カマキリ 卵 鰹節 って、なぜ鰹節が出てきたのか?
名前の由来は謎のままです。
知っている方がいたら教えてください^^
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